チョウ目アゲハチョウ科
飯南町志津見 2022.4.30
黒いハネ上の青い帯が美しく輝き、天の川を再現するかのように広がる。
文句なしに美しいミヤマカラスアゲハ。
カラスアゲハに比べ、光る帯は外側に向けて等幅に伸びている。
全体的な青や緑の輝きも強い。
田んぼに浮いている稲穂の上にとまり水を飲んでいる。
飯南町志津見 2022.7.20
黒い口を伸ばし吸水中。
地表で水を飲む姿もよく見られる。
カメラを持って近づくと一度飛び立つが、すぐに戻ってきてまた水を飲む。
気を消してたたずめば、彼らは高確率で戻ってくる。
ハネ裏のめだま模様が美しい。
飯南町志津見 2022.5.3
東三瓶フラワーバレーに広がる初夏のハマダイコンの花。
ミヤマカラスアゲハのハネ上の帯がよくわかる。
飯南町志津見 2022.5.3
東三瓶フラワーバレーには、春にはポピー、秋にはコスモスが約60万本咲き誇る。
コロナ禍を越え、年2回のお祭りも復活している。
しかし単一の品種を人工的に短期間で植え替えるため、昆虫たちにとってはあまりよい環境ではないようだ。
敷地の広大さに反して、ここで観察できる昆虫は限られる。
多様な昆虫の生存には、多様な植物相が不可欠だ。
虫たちの暮らしはさておき、散歩コースとしてはきわめてよい。
飯南町志津見 2021.9.12
自宅横の斜面には季節ごとに様々な植物が生い茂る。
初秋のツリフネソウでの吸蜜。
飯南町志津見 2021.9.12
ツリフネソウの蜜は花の奥の奥、くるりとまいた部分にある。
チョウやホウジャクなど口の長い虫にしか蜜を吸うことができない。
虫としてはえさ場を独占できるし、花としては花粉の媒介者を囲い込むことができる。
どちらもしたたかな生存戦略だ。