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コウチュウ目タマムシ科
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2024.8.24
緑色の金属光沢があり、見る角度によって虹色に輝くタマムシ。ヤマトタマムシとも呼ばれる。
その輝きは昆虫界きっての美しさと言われ、見るものを魅了する。
しまねレッドデータブック「情報不足」に指定されており、個体数は少ないと思われる。
タマムシのハネは古来より装飾品としても珍重されている。
奈良の法隆寺に伝わる国宝、玉虫厨子(たまむしのずし)は、タマムシのハネを散りばめた戸棚である。
千年が経過した今もそのハネの美しさは変わらないと言われている。
ただし現存する玉虫厨子に飾られているハネはほとんどが失われているようだ。
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2024.8.24
タマムシは、暑い夏の昼間にケヤキやエノキの木の高いところを飛翔している。
メスが産卵のため低いところまで下りてくることがあり、その時が観察のチャンスだ。
最高気温が37°Cに達しようとしていたこの日、それまで会ったことのないタマムシの姿を求めて徘徊していると、大きな羽音をたてて目の前に飛んできてくれた。
公園内のケヤキの木を歩き回り、その姿をしっかりと観察させてくれた。
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2024.8.24
われわれ親子にとって、タマムシは「出会いたい昆虫」ランキングにおいて、常にベスト3に入る「リスペクト昆虫」のひとつだ。
タマムシ、チョウトンボ、アサギマダラの3種が常に上位に君臨している。
見つけた瞬間、時がとまったように見入ってしまった。
これまでなかなか出会えなかったので、タマムシは空想上の昆虫に違いないと半分あきらめていた。
実在する昆虫だと確認することができた。すばらしい。
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2024.8.24
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2024.8.24
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2024.8.24
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2024.8.24
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2024.8.24