ハチ目ミツバチ科
奥出雲町竹崎 船通山山頂 2026.4.24
標高の高いところに見られる大柄なミツバチ、オオマルハナバチ。
首の周りに白い輪があり、おなかは白、黒、オレンジの順に色が配置されている。
多様な花を訪れ、そのふさふさの毛に花粉を付けて飛び回る優秀な受粉媒介者。
トマトやナスなどの栽培作物においても、農家を助ける益虫である。
一方で、花の横に穴を開け、蜜だけ吸って受粉に関わらない「盗蜜」という行動も見られるようだ。
よく似た外来種セイヨウオオマルハナバチが、農業で利用されるため導入された結果、繁殖し問題となっている。
セイヨウオオマルハナバチは、おしりの部分が白く、判別が可能なようだ。
特定外来生物に指定されており、駆除の対象となっている。
奥出雲町竹崎 船通山山頂 2026.4.24
撮影地は、奥出雲町と広島県の境にある標高1,142メートルの船通山山頂。
4月下旬に「春の妖精」と呼ばれるカタクリの花が咲き誇る群生地として人気がある。
登山道は登りやすく、美しい沢をなんども渡るとても楽しいコース。
この日も多くの登山者が見られた。
千メートル級の山だが、保育所等の遠足にもよく利用されており、たくさんの子どもたちが元気に登っていた。
島根県内では、三瓶山にも匹敵するきわめて楽しい登山コースである。
奥出雲町竹崎 船通山山頂 2026.4.24
開いている花では盗蜜をせず、きちんと花の正面から蜜を吸うようだ。
カタクリとオオマルハナバチ。
平地ではあまり見られない動植物に触れ合えるのも登山の楽しさのひとつ。
そしてこういった環境を守る地域の方々の日々の努力に、こころから感謝したい。