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飯南町志津見 2022.4.10 コウチュウ目テントウムシ科
約1センチと大型のテントウムシ、カメノコテントウ。
テントウムシとしては日本最大級の大きさ。
ハネは光沢があり、赤と黒のコントラストがあざやかで美しい。
クルミやヤナギに集まるハムシの幼虫をもりもりと食べる。
ヤナギハムシなどが見られるヤナギの木にはたいていこのカメノコテントウも現れる。
ただ偶然にそこに現れるわけではなく、そこには植物と虫の熱い戦いがある。
ハムシに食害されたヤナギは、揮発性のある有機化合物を発し、ハムシの天敵であるカメノコテントウをおびき寄せるのだ。
植物と昆虫の間にもこのような共生関係があり、大変おもしろい。
飯南町志津見 2022.4.10
飯南町志津見 2021.4.25
テントウムシのなかまは危険を感じるとにおいのある液体を出すことが知られる。
カメノコテントウは、胸部にある白い模様部分から赤い液体を出す。
まるで目から血の涙を流しているように見え、大変ブキミだ。
飯南町志津見 2021.4.25