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コウチュウ目カミキリムシ科
飯南町志津見 2022.7.3
黒く光沢のあるハネに白いドットを散りばめたゴマダラカミキリ。
大型でよく目立ち、都市部においても目にすることがある。
精悍な顔つきと大型のあご、力強い足が、虫ごころを刺激する魅力的な虫。
しかしながら、幼虫はミカンなどの生木の内部を食い荒らすことから、農家の敵だ。
松江市大庭町 2025.9.11
カミキリムシの触角は極めて長い。
そしてカミキリムシに限らず、昆虫の触角はメスよりもオスのほうが長いことが多い。
これはオスが効率的にメスを探すためであることが多いようだ。
このゴマダラカミキリの触角は、オスは体長の2倍以上あり、メスは体長と同じ程度である。
飯南町志津見 2021.7.20
飛ぶことはあまり得意ではない様子で、とてもブザマにバタバタと飛び立つ。
見ているこっちが声をあげたくなるような危なっかしい姿を見せてくれる。
飯南町志津見 2022.7.7
掲載画像はただのゴマダラカミキリだが、近年とてもよく似た姿のツヤハダゴマダラカミキリによる食害が問題になっている。
中国からの外来種で、2023年7月に特定外来生物に指定されている。
世界の侵略的外来種ワースト100にも選ばれているツヤハダゴマダラカミキリは、樹木の内部を食い荒らし、倒木や枯死に繋がる。
2026年1月現在、島根県内での発見例はないと思われる。
在来種ゴマダラカミキリはハネの付け根の三角の部分(小盾板)が白く、胸のとがった部分に白い斑点があることから判別できる。
特定外来生物ツヤハダゴマダラカミキリは、これらの白い部分はなく、黒いようだ。
見つけ次第、駆除することが推奨されるようだが、カミキリムシ自身にはもちろん何の罪もない。
外来生物は人間の行動により生息地を変えられている、むしろ被害者だ。
行政が配布する注意喚起文書では、外来生物の存在自体が悪であるかのように書かれているものが散見される。
駆除を推奨することは仕方ないが、せめて虫たちの命への配慮を一言添えてほしいと個人的には考えている。
しかしながら、在来種をおびやかす外来種の駆除には大いに賛同する。
人間によりもたらされた災厄は、やはり人間の手によって帳尻をあわせるべきなのだ。