飯南町志津見 2020.8.15 ナナフシ目トビナナフシ科
ナナフシ(別名ナナフシモドキ)に似ているが、触角が足より長いエダナナフシ。
ナナフシがメスだけで卵を産み増える単為生殖であるのに対し、本種エダナナフシはオスとメスが普通に存在する。
ただし寒冷地では本種も単為生殖を行うようだ。
体全体に赤みのあるラインが入るこの画像はオス。
しっぽ部分のふくらみと、頭部に突起がないこともオスの特徴と思われる。
飯南町志津見 2020.9.21
頭部にふたつの突起があり、しっぽにふくらみがないメス。
ナナフシ目の昆虫は細い足で体を支えており、一見ひ弱そうに見える。
しかしこのいまにも折れてしまいそうな6本足のパワー配分が極めて優れており、理想的な構造を持っている。
実はナナフシは、自分の体重の40倍もの重さを支えられる驚異の力持ちなのだ。
ナナフシの走行原理を研究した大学は、ナナフシモデルとよばれる走行ロボットを発表している。