チョウ目アゲハチョウ科
松江市大庭町 かんべの里 2025.4.29
チョウと言えばこのナミアゲハを連想する人も多いだろう。
単にアゲハやアゲハチョウとも呼ばれる。
近い種であるキアゲハに比べ黒い筋模様が複雑であり、版画のような美しさだ。
はねも大きく、しっぽ(尾状突起)がすらりと伸びる美麗なフォルム。
見つけただけでうれしくなる。
カメラを構えてどこまでも追いかけていきたい。
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2025.8.23
アゲハを漢字で書くと、「揚羽」。
ナミアゲハが吸蜜をする際に、ハネを高く立てている様子が語源となっていると言われる。
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2025.9.20
アゲハには春型と夏型があり、夏型は体がより大きく、黒い部分の占める割合が高い。
新緑が豊富な時期に幼虫時期を過ごしたため、栄養が行き届いているようだ。
飯南町八神 2020.9.8
ハネを広げるととても大きく見える。
ハネだけでなく、体も黄と黒のしま模様。芸が細かい。
チョウのハネが吸蜜と繁殖を求めた結果として進化したものならば、なぜこのような模様を持つに至ったのだろうか。
何かに擬態しているのか。
進化の過程で、美しさを追求する意思が働いたとしか考えられない。
そんな妄想を促されるような、魅力的な模様をしている。