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2020年4月17日、日本全国にコロナ禍による緊急事態宣言が発令された。
外出を自粛することが推奨される中、わたしたち親子も人混みがある場所へは足が向かなくなった。
代わりに始めたのが自宅周辺の散歩だ。
そして散歩にはいつも、片手にカメラをたずさえた。
草むらや林にレンズを向けると、今まで気づくことのなかった虫たちの世界が広がっていた。
巧妙な保護色や擬態能力を持つもの。他の生物が食べない植物のみを捕食対象にするもの。
驚くべき生存戦略と理解不能な進化の結果が、わたしたちの身近に隠れていたのだ。
わたしたち親子は、調べれば調べるほど虫たちの世界に魅了されていった。
散歩に同行してくれた娘は、いつも私より先に潜んでいる昆虫を見つけた。
好奇心と視力が強く、大人より目線の低い彼女は、私が気づけない生き物を的確に発見する。
2021年8月、当時小学1年生だった娘は、夏休みの研究として「ちくのこんちゅうずかん」を発表する。
小学校区内で発見した昆虫89種の写真と解説をまとめたこの研究は、このサイト作りの礎となった。
2022年、わたしたちは都市部へ転居したが、虫たちへの情熱は変わることがない。
これまでの成果をサイトにまとめるとともに、フィールドを広げ昆虫との出会いを探している。
掲載した画像の多くは島根県飯南町内で撮影したものだ。
しかし今後は他のまちで見つけたものも増やしていきたいと考え、サイト名は「しまね昆虫図鑑」とした。
このサイトが誰かの目にとまり、虫たちとその生活環境に興味を持つことにつながれば、こんなにうれしいことはない。
2024年 1月 サイト制作者
掲載内容と画像については、以下の原則のとおりとする。
島根県内で撮影した昆虫の画像のみを掲載する。
自分たちで撮影した画像のみを使用する。他者からの提供画像は使わない。
基本的に昆虫の捕獲はせず、自然の状態を撮影する。必要な場合は最小限の影響であるよう配慮する。
種を網羅的に掲載することを目的としない。虫たちとの偶然の出会いを楽しむ。
すべての画像には、撮影日とおおまかな撮影場所を付記する。
昆虫の同定ミスなどあるかもしれない。ご容赦いただくとともに、ご指摘いただければありがたい。
一生懸命に撮り集めた画像なので無断転載はご遠慮いただきたいが、ご相談いただければ喜びます。
リンクは自由にどうぞ。いやぜひお願いいたします。