トンボ目トンボ科
松江市大庭町 かんべの里 自然観察園 2024.7.6
ハネの先端に黒みがかった茶色の模様があるノシメトンボ。
「ノシメ」とは「熨斗目」と書き、着物の柄などで、しまや格子のある模様である。
歌舞伎では、位が高くしゃれっ気のあるさむらいが着たりする柄だ。
ノシメトンボは赤とんぼのなかまの中では最大の大きさの種。
赤とんぼだが、オスメスともに成熟してもさほど赤くはならない。
そのハネの模様同様に、落ち着きがあり、位の高い存在のような雰囲気を持っている。
松江市大庭町 かんべの里 自然観察園 2024.7.6
7月上旬、上空にたくさんのアキアカネが飛び交う中、ノシメトンボは木陰にひっそりとたたずむ。
夏季にアキアカネが標高の高い遠方まで集団移動するのに対し、ノシメトンボは近くの林などで過ごす。
松江市大庭町 かんべの里 自然観察園 2024.7.7
松江市大庭町 かんべの里 自然観察園 2024.7.6
松江市大庭町 かんべの里 自然観察園 2024.7.7
人に対する警戒心が薄いことも知られている。
近くによってもあまり逃げない。
落ち着きがある。
こんなに近寄らせてくれるトンボもめずらしい。
じっくり観察させてくれてありがとう。
松江市大庭町 かんべの里 まむし谷池 2024.7.7
松江市大庭町 かんべの里 まむし谷池 2024.7.7