松江市 飼育個体 2023.8.16 コウチュウ目コガネムシ科
言わずと知れた昆虫の王者カブトムシ。
大きく力強いツノ、ボリューム感のある体、飼育と繁殖のしやすさ。
どこをとっても人気がある要素が詰まっている。
生息地の北限は青森県とされてきたが、1970年代から北海道においても飼育個体が野生化し繁殖している。
松江市 飼育個体 2023.8.16
このサイトでは原則的に自然の状態を撮影するが、カブトムシだけは飼育個体を撮影した。
小学校でもらってきた2匹の夫婦が15個の卵を産み、翌年そのすべてが成虫として羽化したためだ。
卵から幼虫、サナギを経て成虫を飼育し、翌年10月にその生涯を終えるまで、子どもと一緒に日々観察した経験はとても意義深いものがあった。
カブトムシたちへの感謝の意味を込めて、飼育した兄妹たちの画像を掲載しておきたい。
BGMは aiko の 「カブトムシ」 でご覧いただきたい。
松江市 飼育個体 2023.8.16
カブトムシの鳴き声を聞いたことがあるだろうか。
あまり知られていないが、オスもメスも腹部を伸び縮みさせながら「ギュインギュイン」と音を出す。
真夏の夜には大変うるさく、寝室の近くで飼育するのはおすすめしない。
松江市 飼育個体 2023.8.16
松江市 飼育個体 2022.10.31
越冬前の幼虫たち。
昆虫マットを惜しまず変えることで、大型の成虫に育っていった。
楕円形のフンは肥料として利用できるとの説もあるが、個人的経験からは肥料とは逆効果であると思える。
サナギが入る蛹室に植物の根がはびこらないよう、根の成長を抑える効果があるのではないだろうか。
カブトムシのフンを肥料に使うと、植物の育ちは少々悪くなる傾向にある。