カメムシ目セミ科
松江市古志原 2023.8.6
最も身近なセミ、アブラゼミ。
都市部でも樹木で鳴いているのを見かける。
鳴き声は揚げ物を揚げる際の油の音に似ている。
ハネは茶色であり不透明。世界的にもハネが透明でないセミは珍しい。
幼虫は地中で約6年を過ごす。下積み時代が長い苦労人だ。
飯南町志津見 2021.7.25
セミは食べることができる、というのはよく聞く話だ。
特にアブラゼミは旨味が濃厚でおいしいらしい。
エビの味だとか、いやナッツだとか、さまざまな感想も耳にする。
外国人が食用にするため日本の公園でセミを乱獲しヒンシュクを買った、などというニュースも記憶に新しい。
自称虫好きとして食べることに興味がないわけではない。
しかし、じゃあ実際に食べよう、炒ったり揚げたりしよう、といった行動力はやはりなかなか持てないものだ。
それにセミってカメムシ目だよな、という知識も食べることへの抵抗感につながっている。
いつか極めて切羽詰まった状況に追い込まれ、もうセミを食べるしかない!というシチュエーションになったら、そのときはぜひセミを食べてみたいものだと考えている。
飯南町志津見 2021.8.1
飯南町八神 2021.8.15
松江市大庭町 かんべの里 2024.8.4
まったく動かず鳴きもせず、いっけん死んでいるかと思われるセミに出会うことがある。
安心して近づくと、いきなり大きな鳴き声をあげて飛び立っていく。
セミには完全にOFFになり休む時間があるように思えてならない。