トンボ目トンボ科
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2024.7.13
眼も口も足も全身すべてが真っ赤なショウジョウトンボ。
酒を好む中国の想像上の動物、猩々(しょうじょう)が真っ赤であることから命名されている。
猩々はオランウータンをもとに想像された、人語を理解する動物だとされている。
ショウジョウトンボにも人語で話しかけてみたが、理解しあえた感触はなかった。
ショウジョウトンボは、オスは真っ赤だが、メスは茶色。
オスは池の周りになわばりを持ち、上空に飛来するものをじっと監視している。
近づくものがあると俊敏に飛び回り追い立てる。
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2024.7.13
全身が真っ赤だが、いわゆる赤トンボはアキアカネなどを指しており、本種ではないようだ。
これほどまでに赤に徹したトンボは他にいないので、十分に赤トンボの資格はあると思うけども。
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2024.7.24
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2024.7.13
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2024.6.29
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2024.6.29
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2024.6.29
多くのトンボが停止時にしっぽを上に高くあげて止まる。
この姿勢は、オベリスク姿勢と呼ばれる。
古代ローマなどで建造された四角柱オベリスクになぞらえているようだ。
オベリスク姿勢をとる理由としては、直射日光の当たる面積を少なくし、体温が上がらないようにするためと言われている。
日陰に入ればいいのにと思うが、トンボとしては自分のなわばりをそう簡単に離れるわけにはいかないのだ。