チョウ目スズメガ科
松江市大庭町 かんべの里 2024.10.12
ホバリング飛行で吸蜜を行うホシホウジャク。
後ろのハネにオレンジ色の模様があり、飛ぶと明るく見える。
飛行時には足をたたんでいるようだ。
止まっているときは茶色いハネしか見えず、地味なガに思われてしまう。
松江市大庭町 かんべの里 2024.10.12
口はとても長く、花からかなり離れた状態で吸蜜している。
松江市大庭町 かんべの里 2024.10.12
秋の水辺に咲くミゾソバの花にやってきた。
飯南町志津見 2020.10.3
長い口を伸ばしツリフネソウの蜜を吸っている。
ツリフネソウの蜜は花のいちばん奥、くるりと丸まった部分にあるため、ホシホウジャクのように口が長い虫にしか蜜を吸うことができない。
ただし体に花粉が付くことがないため、ツリフネソウとしてはあまり歓迎したい虫ではないだろう。
このように花粉を媒介することなく蜜だけをとることを、動物行動学では「盗蜜(とうみつ)」と呼んでいる。
クマバチは花の横に穴を開けて蜜を吸うという全く別の方法で盗蜜をする。
花と虫の戦いもなかなかやっかいなものだ。
生きるということは、どこに行っても日々戦いなのだ。
飯南町志津見 2020.10.3
飯南町志津見 2021.9.12