チョウ目シジミチョウ科
飯南町志津見 2021.8.15
光沢のあるパープルをまとった美しいムラサキシジミ。
ハネの先がとがるフォルムもかっこいい。
なかなか出会うことはなかったが、お盆のこの日だけ、地区内の複数の地点で見られた。
幼虫は分泌物を出しアリをおびき寄せる。
近年の研究で、それを口にしたアリは動きが緩慢になり、幼虫の周りから離れなくなることが分かってきた。
どうやらアリに麻薬的な効果をもたらし、外敵から守ってもらっているようだ。
美しい中に狡猾な生存戦略を持っている。
これこそが昆虫の生き方だ。
感動的かつおもしろい。
飯南町志津見 2021.8.15
ハネの裏は地味なブラウン。
落ち葉や樹皮に擬態していると思われる。
これもムラサキシジミの狡猾な生存戦略だ。
松江市大庭町 かんべの里 自然観察園 あやめ池 2024.6.15