チョウ目シジミチョウ科
松江市大庭町かんべの里 2025.4.19
春の短い期間にだけ現れ、「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」と呼ばれるコツバメ。
春先の冷たい風にも耐えられるよう、体はもふもふの毛でおおわれている。
弱い日差しを全身で受け止め体を温めるため、少し傾いてとまるのが特徴的だ。
ちょっとななめになってる様子が、なんともいえずかわいらしいチョウである。
松江市大庭町かんべの里 2025.4.19
こちらでも「ちょっとななめ」になっており、思わずわらってしまう。
止まっているときは、決してハネを開いてくれないことも知られている。
ハネの表はブルーで美しいのだが、それを見るためには飛び立つ瞬間をとらえるしかなく、なかなか難易度が高い。
松江市大庭町かんべの里 2025.4.19
幼虫はアセビ(馬酔木)やツツジの新芽・つぼみのみを食べる。
関東近辺では、絶滅または絶滅危惧に指定されている。
ここ島根県では、数は多くはないが、山に入れば普通にいる印象である。