チョウ目シロチョウ科
出雲市園町 宍道湖グリーンパーク 2024.5.19
畑の周りを飛びまわり目にする機会が多いモンシロチョウ。
黒い模様が特徴的で別種と判別しやすい。
キャベツ農家やコマツナ農家にとっては宿敵である。
しかし幼虫に食べられたキャベツは特有のにおいを出し、幼虫に寄生するアオムシコマユバチを呼び寄せて対抗する。
昆虫 vs 植物の戦いもまた、熾烈な世界なのだ。
飯南町志津見 2021.5.30
飯南町志津見 2020.8.23
薄いグリーンの複眼、ハネの輪郭をふちどる淡いイエロー。
白の中にも控えめな色彩が散りばめられており美しい。
スジグロシロチョウとは違い、ハネのスジ(翅脈)は黒っぽくはならない。
飯南町志津見 2021.5.29
ブラックライトで紫外線を当てると、メスは紫外線を反射し白く見え、オスは紫外線を吸収し黒く見えるそうだ。
虫たちの見ている世界は人とは違うようだ。
飯南町志津見 2021.6.20
キャベツなどから卵を採集し成虫まで育てるのは、夏休みの研究の定番だ。
身近な昆虫ゆえに、捕まえやすく育てやすい。
飯南町志津見 2022.6.4
飯南町志津見 2021.10.2
秋の川辺に咲くミゾソバ(ウシノヒタイ)で吸蜜。
ミゾソバは、新選組の土方歳三の生家で製造販売された民間薬「石田散薬」の原料として使用された。
日本酒の熱燗とともに服用することとされた薬で、250年間製造されたが、今では薬効はほぼなかったと考えられている。
そんな歴史を踏まえつつミゾソバを吸うモンシロチョウを見ると、えーとそれおいしいですか?とたずねたくなる。