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コウチュウ目カミキリムシ科
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2025.4.26
背中のトラ模様がかっこいいクリストフコトラカミキリ。
小型のカミキリムシで、触角は短めだ。
トラ模様を持つ虫の常として、ハチに擬態しているのかもしれない。
しかしあまり上手な擬態とは思えず、ぱっと見で危険な印象を受けない。
クヌギなどの伐採木の中で幼虫は育っているようで、成虫もそれらの木で見ることができる。
4月ごろの短い期間にだけ成虫を観察している。活動期間は短めなのかもしれない。
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2025.4.26
「クリストフ」から連想するのは、ロマン・ロラン著「ジャン・クリストフ」や、「アナと雪の女王」のキャラクター「クリストフ」だ。
クリストフコトラカミキリが一体何から命名されたのかは謎だが、どこかの「クリストフさん」が関係しているのだろう。
わが家では単に「クリストフ」という短縮されたニックネームで呼ばれる。
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2024.4.14
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2024.4.14
撮影地、ふるさと尺の内公園は、ホシザキグリーン財団が運営する公園。
国道54号線沿いのアクセスがよい立地でありながら、トンボやモリアオガエルの生息に適したビオトープ池が整備されている。
そして注目すべきは、積み木のビオトープというカミキリムシの楽園が維持されていることである。
興味がない人にはただの材木置き場にしか見えないであろうこの積み木。
わたしたち親子にとっては、様々な虫たちとの出会いを演出してくれる貴重な場である。
「今週末もちょっと尺の内よっとく?」という平和な会話が、今日もまたわが家で交わされるのだ。