カメムシ目サシガメ科
飯南町志津見 2022.5.1
日本のサシガメの中では最大級のヨコヅナサシガメ。
おなか周りはピアノの鍵盤のような白黒模様。
この白黒模様が、横綱の化粧まわしに見えることから名付けられている。
脱皮したばかりの成虫は鮮やかな赤であり、よく新種と間違われるようだ。
木のウロに集団でいることが多く、赤い個体が群れているとぎょっとしてしまう。
昭和初期に国外から九州に入り、近年徐々に北に分布を広げている。
すでに東北地方でも発見されるようだ。
飯南町志津見 2022.4.30
鋭くとがった長い口を獲物に突き刺し体液を吸う。
口は普段は折りたたまれている。
松江市大庭町 かんべの里 まむし谷池 2024.5.26
松江市大庭町 かんべの里 まむし谷池 2024.5.26
飯南町志津見 2020.8.24
散歩の途中、近所の公営住宅の敷地内にあるこの木のウロを覗き見るのを親子で楽しみにしていた。
ヨコヅナサシガメたちのグロテスクで奇妙な姿が楽しく、お気に入りのスポットだった。
しかし敷地の管理者によってこの木は切り倒されてしまった。
それ以来、ヨコヅナサシガメたちもどこかに消えてしまった。
松江市大庭町 かんべの里
脱皮したての真っ赤な個体が写った。
確かに新種と勘違いしてしまうような異様な姿をしている。