チョウ目スズメガ科
飯南町志津見 2021.9.5
ハネに鱗粉がなく透明なオオスカシバ。
羽化してすぐは白い鱗粉でおおわれているが、すぐに落ちてしまい、透けてみえるハネになる。
ここまで透明なハネは蛾でもチョウでもめずらしい。
灰色の目に黒い点があるところもチャームポイントだ。
空中に停止するホバリング飛行をしながら花を吸う。
同じくホバリングを行うヒメクロホウジャク、ホシホウジャクとともに、ホバリング三兄弟と(個人的に)呼んでいる。
ただしオオスカシバの口は2センチ程度と短く、画像のように足で花を押さえるようになるところが、かわいいところだ。
成虫は様々な花で吸蜜を行う。
幼虫はクチナシを食べるため、都市部の公園などでもよく見られるようだ。
飯南町志津見 2021.9.5
蕎麦店うぐいす茶屋の花壇に咲いたキバナコスモスを吸っている。
うぐいす茶屋は出雲そばのお店。
個人的には島根県内随一の出雲そばの名店だと思う。
大判焼きも絶品である。
そんなお店に咲いたキバナコスモスもきっとおいしいのだろう。
オオスカシバはゆっくりと撮影に付き合ってくれた。