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トンボ目サナエトンボ科
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2025.5.5
5月頃に現れる小型のサナエトンボ、タベサナエ。
環境省レッドリストでは準絶滅危惧、島根県レッドデータブックでも準絶滅危惧に指定。
漢字で書くと「田部早苗」。人名のような名前だ。
「タベ」は幼虫の発見者である田部正親氏からとられている。
田部氏は宮崎県出身で、昆虫学者である朝比奈正二郎氏とともに東大理学部で昆虫の研究をされたそうである。
オスはブルー系の配色が美しい。
サナエトンボには似たものが多いが、黒条一本で前肩条(ぜんけんじょう 胸部わきにある模様)がないことが特徴。
尾の突起からも判別できる。
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2025.5.5
ゴールデンウィークのよく晴れた午後。
公園の池に面した岩の上にとまっていた。
子どもがスマートフォンのカメラで近づいてもまったく逃げなかった。
子どもの日だから、子どもにサービスしてくれたのかもしれない。
絶滅危惧種なんだからもうちょっと危機感をもって人間には警戒してほしい。
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2025.5.5
掲載した4枚は同じ個体、同じ場所。
雲南市木次町山方 ふるさと尺の内公園 2025.5.5