チョウ目タテハチョウ科
松江市大庭町 かんべの里 2025.10.23
島根県レッドデータブック絶滅危惧Ⅱ類。
名前のとおりメスが黒っぽいメスグロヒョウモン。
オスはオレンジ色に黒い斑点が散りばめられた典型的なヒョウモンチョウらしい模様。
メスはイチモンジチョウのような黒地に白い斑点。
オスとメスでここまで模様が違うと、違う種類のように見えてしまう。
成虫は6月ごろから10月ごろまで見られるが、夏の暑い時期は夏眠をとっておりほぼ活動しない。
幼虫の食草はスミレ類。
同じヒョウモンチョウの一種であるツマグロヒョウモンもスミレ類を食草とするが、こちらはパンジーなど園芸種を食べ近年その数を増やしている。
メスグロヒョウモンが数を減らしているのとは対照的だ。
メスグロヒョウモンも普通に見られるようになってほしいものである。