シリアゲムシ目シリアゲムシ科
大田市三瓶町志学 三瓶山登山道 2025.5.29
山地に多く見られるシリアゲムシの一種、プライアシリアゲ。
平地では見たことはないが、三瓶山登山道の標高700メートル付近には多く見られた。
体は黄と黒で、ハネの模様は複雑であり、平地に多いヤマトシリアゲとはすぐに違いがわかる。
オスは尾の先にサソリのような大きなハサミを持っている。
このぎょうぎょうしいハサミは敵を襲うためには使われない。
交尾の際にメスを固定するために使われる。
進化の方向性を間違えているのではないかと思ってしまうが、これがまたシリアゲムシのおもしろいところである。
大田市三瓶町志学 三瓶山登山道 2025.5.29
プライアの名は、明治時代に日本で活躍した昆虫学者 ヘンリー・プライヤー(Henry James Stovin Pryer)からとられている。
ヘンリー・プライヤーは1888年、37歳の若さで逝去し、横浜外国人墓地に埋葬されている。
大田市三瓶町志学 三瓶山登山道 2025.5.29
こちらはメス。
ハサミがなく、尾はすらりと伸びている。
大田市三瓶町志学 三瓶山登山道 2025.5.29
顔が長く、うまづらである。
シリアゲムシの仲間は、尾のハサミや、顔の長さ、そしてその生態も、他の昆虫とは違う独特のおもしろさを持っている。