チョウ目アゲハチョウ科
大田市大代町大家 大江高山 登山道 2026.4.7
環境省レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類・島根県レッドデータブック2026絶滅危惧Ⅱ類。
春の短い期間にだけ現れるスプリング・エフェメラル(春のはかない命)のひとつ。
その希少性と他に類を見ない美しさから「春の女神」とも称される。
「ギフ」の名は、明治16年に岐阜県で採取されたことに由来する。
各地で生息数が激減しており、絶滅が危惧される種のひとつ。
減少の要因は、生息環境の破壊はもちろん、乱獲による採集圧も大きい。
大田市大代町大家 大江高山 登山道 2026.4.7
島根県内ではいくつかの生息地があることが知られているが、保護活動も盛んに行われている。
撮影を行った大田市の大江高山においては、地域でギフチョウの保全に努めておられる。
「大田市自然環境保全条例」および「同条例施行規則」により、ギフチョウの採取、捕獲、殺傷又は損傷が禁止されている。
そのおかげもあってか、この撮影日には20頭前後のギフチョウに会うことができた。
ちなみにこの大江高山は、なかなか急峻な山であり、登山を試みる場合はそれなりの準備を怠らないようにしたい。
大田市大代町大家 大江高山 登山道 2026.4.7
ギフチョウはウスバシロチョウとは比較的近い種であるようで、模様はともかく、形態や習性に似た部分が見られる。
例えば、オスは交尾のあと、メスの交尾口にたんぱく質のかたまり(スフラギス)を付ける。
これは交尾栓と呼ばれ、メスがこれ以上交尾することを妨害する。
大田市大代町大家 大江高山 登山道 2026.4.7
タチツボスミレを吸うギフチョウ。
大田市大代町大家 大江高山 登山道 2026.4.7
大田市大代町大家 大江高山 登山道 2026.4.7
春の女神ギフチョウ。
この美しい姿を春ごとにみることができるよう、環境の保全と、一部の収集家による過度な乱獲を抑制することが必要だ。